FlexScan EV2456 – 目の負担が少ないEIZOのディスプレイはマジでおすすめ

5.0
EIZO Flex Scan EV2456 レビュー・感想

仕事柄、打ち合わせ等で移動しているとき以外はほぼ画面を見ている。以前は眼精疲労がかなり酷かったんだけど、EIZOのディスプレイに買い換えてから目の疲れが大幅に軽減。文字も見やすく色味も素直(特に白が普通に白)なので、一度EIZOに変えてしまうともう戻れない。他には浮気できない。

PC作業の多い人、EIZOのディスプレイはマジでおすすめだよ。

EIZOのスタンダードモニター(FlexScan)シリーズ

自分がいまメインで使っているのは、EIZOのスタンダードモニター(FlexScan)のEVシリーズ。このEVシリーズは途中で何台か買い足しながら、既に10年近くに渡って使い続けている。

初期のモデルの外観は「機能がよければ多少野暮ったくてもしかたない」とか思いつつ使っていたんだけど、モデルチェンジを経るうちにベゼルも極狭になり全体的に洗練されたデザインになってきた。

EIZO Flex Scan EV2456

今現在は、EV2455とEV2456の2台をメインで利用。他にEV2451とEV2436も故障せずに現役続行(EV2451のみディスプレイの解像度が違うタイプ)。

EIZOのディスプレイはもともと5年という長期保証が付いてるんだけど、ウチで使っているディスプレイはまだ壊れたことが一度もない。某メーカーのディスプレイは一部の色味がおかしくなったり、画面が全く点かなくなったりと色々悩まされたのに、EIZOに揃えて以降は何の問題も生じなくなった。安心。

EV2456の特徴

EIZOのEVシリーズは、アンチグレアのIPS液晶。非光沢だけど、IPSなのでぼやけることもなくグラフィックは比較的鮮明。

このシリーズの24インチ前後の機種は、縦の解像度が1080のものと1200のものがある。1920×1080だとよくあるフルHDの解像度なんだけど、縦が1200のモデルはその少しの差が作業効率に大きく貢献してくれることが多いので、できるだけ1200のものを購入している。このEV2456も縦の解像度が1200のモデル。

たった120の違いで価格に結構な差があるんだけど、この120は本当にデカい。グラフィックを確認するだけでなく、書類を作成する際などにも120の違いが効いてくる。

シリーズ現行機種の外観的な特徴は、メーカーが「フレームレス」と名付けているとおり、周囲のベゼル(額)が非常に狭くて視界に不要な情報が少ないこと。デュアルディスプレイとか、横に何台か配置して作業する場合にも額の部分が邪魔にならない。

EIZO Flex Scan EV2456

EV2456は電源を切っていれば本当にフレームレスに見えるんだけど、電源を入れてみれば実際には周囲に画像が表示されないエリアは存在する。

このエリアを考慮に入れると、ディスプレイ本体のカラーはブラックのほうが邪魔になりにくそう。ただし、ウチは壁が白いのでホワイトのフレームでも全く気にならない。

EIZO Flex Scan EV2456

EV2456は前機種のEV2455に比べて、フレーム部分がだいぶ狭いデザインに変更された。前機種のEV2455が出た当初は、これでもかなり狭いフレームだったんだけどね。

あと写真に写ってないけど、EV2455からEV2456になって、台座の部分がコンパクトになったのも地味だけど大きな改善点。そのぶん机上を占有されないので、作業スペースをより広く取ることができる。

さらに付け加えると、EV2455はPS4やSwitchと接続するとアスペクト比が縦伸びになってしまうんだけど、EV2456のほうは自動で(上下に黒い帯を作って)調整してくれる。もし仕事だけじゃなくゲームでも使うなら、EV2456のほうが楽だよ。

EV2455とEV2456のベゼル比較

EV2456のボタンはEV2455同様のタッチ式で、ごく小さな突起部に触れると画面内に機能が表示されるタイプ。手を触れなければ何も表示されず、フレーム部分には電源マーク以外に何も記載のない非常にシンプルなデザイン。EV2455も同じような構造だったけど、ボタン部分がさらに小さくなって目立たなくなった。

逆にいえば、ボタンのサイズは相当に小さいので、常に調整しながら使う人にとってはこの辺はマイナス要素かもしれない。

EIZO Flex Scan EV2456のボタン

EV2456はディスプレイの高さ調節も行いやすく、前後の角度も(これは最初のうち手応えが固すぎなんだけども)調整可能。写真を撮り忘れたけど、画面を回転させて縦型としてい使うこともできる。

背面にはハンドル部も確保されているので、ディスプレイの場所を移動させるときにも便利。

EIZO Flex Scan EV2456のサイド

入力端子は、DisplayPort (HDCP 1.3)、HDMI (HDCP 1.4)、 DVI-D (HDCP 1.4)、D-Sub 15ピン (ミニ)。また本体側面に、USBハブType-Aが2つ、ほかにステレオミニジャックとヘッドホン端子が配置されている。

EIZO Flex Scan EV2456

EVシリーズは視覚面では非常に秀でているんだけど、残念ながら音響面はかなり貧弱。というか最弱レベル。

USBハブは常時給電可能なタイプなので、USBから給電できるタイプの外付けスピーカーは必須。別途用意するべし。

見た目はシンプルなのに多機能で逆に戸惑うサウンドバー型のUSBスピーカー
またこれ、中華系だからなのか商品名はおろかブランド名すらよくわからないブツなんだけど、USB給電タイプのサウンドバー型スピーカー「SoundBar LP-S08(たぶん)」。 見た目が非常にシンプルで、どこに置くにも邪魔にならないデザ...

とにかく作業に集中できる、そして疲れにくいディスプレイ

ディスプレイは使ってみなければなかなか違いが分からないけれど、上で挙げた特徴はすべて作業効率の向上につながるものとして方向性が統一されている。

画面がノングレアで映り込みがないため、表示されている情報に集中できる。だからといって映像がぼやけることもなく、IPS液晶でくっきり視認できる。

フレームレスで邪魔な情報が視界からシャットアウトされ(これはボタンさえほぼ省略してしまう潔さ)、高さや角度調節が簡単に可能で自分にフィットした位置での作業も行いやすい。

さらにはEIZOのディスプレイは目に対する刺激が少ないので、作業が長時間に及んでも眼精疲労を起こしにくい。

PCで作業する時間が長いなら、もうEIZOのEVシリーズで決まりでしょ。そう言ってしまいたくなるほど自分は重宝している。というかそろそろ、27インチのEV2760が欲しい。

EIZOのディスプレイは、他社の同じインチのディスプレイと比較すると価格が高めなのがウィークポイントだけど、価格差以上の価値があるので使い続けているとむしろ安いとすら思える(5年保証もあるし)。何年も見続けるディスプレイだからこそ、目に優しいものを使いたい。

おすすめです。アデュー。

FlexScan EV2456 | EIZO株式会社
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