羽田空港を利用する際、つい寄ってしまうのが5Fにある展望デッキ。天候によって、風向きによって、何の飛行機がどちらから飛んでくるのか、どんな離陸や着陸が見えるのか、行く時々で変わるのが面白い。そして小腹が減ったらすぐそばにレストランもあるし、いつまでも時間を潰せる。
空港自体がテーマパークやショッピングモールのようなものでもあるので、飛行機に乗る用事がなくても遊びに行くと楽しめる。
冬場は寒い日も多いけど、そのぶん利用者が少ないので写真は撮りやすい。ということで、15倍ズームのコンパクトカメラDC-TX2で飛行機を写す!(ここだけテンション高い)
羽田空港国内線の第2ターミナルにある展望デッキは、ワイヤーで仕切られているタイプ。
ワイヤーの隙間は結構あるので、よほど大きなレンズでない限りはレンズの先だけ越境して遮蔽物なくC滑走路を行き来する飛行機の写真を撮影できる。
DC-TX2はコンパクトなカメラにもかかわらず、光学15倍のズームが使える。下の写真の中央奥に写っているANAの飛行機にズームしていくと、
360mmでここまで寄れる。展望デッキから飛行機を撮るにはこれで十分すぎる。
が、さらに無理矢理デジタルズームを使うと、1012mmまで行ける。コンパクトカメラの手持ちでここまでやると、さすがにブレブレのボケボケで写しにくいこと甚だしい。
着陸するJAL機もこんな感じ、白煙までちゃんと写せる。
離陸するANAのエアバスも、曇天のわりにはまあまあクリアに撮れてる。
DC-TX1の撮像素子は1.0型なので、適当に撮っても粗さにそれほど悩まされない。Panasonicの空間認識AFは動いているものにピントがすぐ合いやすいので、タイミングを見計らって撮れる。
ちょい離れた場所からでもズームで好きな場所を切り出せるし、
遠くの飛行機でもそれなりの大きさで撮ることができる。
趣を変えて、クリエイティブコントロールから画像効果で遊ぶことも可能。これはインプレッシブアート。
こっちはジオラマ。
やはり高倍率の光学ズームに大型の撮像素子、この組み合わせはいつでもどこでも、何でも撮りやすい。
DC-TX2、いいんじゃないでしょうか。F値が若干暗いのと、電源ON・OFF時の挙動がちょい遅いのが今のところ気になるところだけど、FZ1000を(あるいは一眼を)持ち運ぶのが難しいときでも「とりあえず」カバンに突っ込んでおけるのは大きい。アデュー。